ラッキー7は有名な数字で多くの人がその不思議を認識をしていますね。「7不思議」や、日本でも「七福神」、「イワシでも7度洗えば鯛の味」、「7度探して人を疑え」とか身近ではカレンダーもそうです。私には仕事に限らず子供の頃から「やっぱり」と思える数字があります。それは21と言う数字です。トランプゲームでブラックジャックでもキーとなる数字です。21は7の3倍です。たぶん7回は誰でもが容易に行えると思える回数ですね。でも残念ながら呑み込みの悪い私には7回では不十分で人の3倍(21)は必要だと歯科技工を通して悟りました。
歯科技工で研磨は大変重要です。私はそれが苦手で素早くツルツル、ピカピカの補綴物に出来ませんでした。焦れば焦るほど今思えば非効率な事を繰り返していました。実はハンドピースエンジンを使った研磨は手の動きが研磨しているのではなくて99%エンジンの回転によってポイントに研磨させている事に気づきませんでした。
だから焦ってやたらに手を早く往復させ、面がガタガタになって、しかも往復の一方向は逆回転をしていますからハンドピースを早く動かしても懸命な割に効果が上がらなかったのです。むしろ一方向にゆっくりと手を動かして研磨面に等速運動で当てた方が効果的です。それと研磨は研磨ポイントの種類を荒い物から細かい物へ適切な粗さのポイントへ変えていく事が肝心です。
大きく分けて
1、荒研磨・・・・・・・・不自然で大きな凸凹面を均する
2、中研磨・・・・・・・・次に荒研磨で使用したポイントのキズを小さくする
3、仕上研磨です。・・・・次に中研磨でのキズを見た目に無くし面をスムーズにする
もう一つ言えば最後に
4、艶出し研磨・・・・・・面を鏡の様にする(光らせる)
どのタイミングで次に移るかですが、そこで一面につき何回撫でたら次の研磨ポイントに移れるかやってみました
その結果一方向の等速運動で20回同じ面をなでれば良いという結論になりました。これによって私の研磨は時間的にも精神的にも大きく変わりました。この20回という数字は過去にも何かを達成する時に一つの目安になる事に気づきました。
小学生の頃、漢字の書き取りで20回同じ漢字を書かされて覚えた記憶があります。
またサッカーに夢中になっていた頃、ボールリフティングがうまくなりたくて早朝からよく練習をしたのですが7回~10回までは偶然に突ける程度でいつ10回突けるのか自分でもわからない状態です。そのうちに15回~19回までは何とかつけるのですがなかなか20回の壁が超えらませんでした。そこでやめてしまった人はボールリフティングが出来るとは言えない人です。しかし20を1度でも超えると不思議にいつでも20回は超えられる様になります。そしてすぐに100回が見えてきます。そこからはもう集中力と体力勝負です。私の最高回数は644回です。今の子達は上手くて軽く1000回を超える子はざらにいます。息子には小学校5年生の時に抜かされました。息子に20回突ける様に頑張れと応援しました。
よく言いますが、それぞれの運動も散歩は20分、スクワットは20回、筋トレは20秒間程度、を休みを入れながらやった方が効果的だといいます。ここでなぜ21回かというと
マラソンの距離は42.195キロですが厳密には42.195キロ走ってもゴール出来ません。
テープを切ってこそゴールになります。ですから最後の一歩は大切です。だから21なのです。そしてそれはラッキー7の倍数でもありますります。
もう一つ面白い話があります。
セラミック等の補綴物を装着後に技工の不備で壊れてくるときはの経験上20日以内に起こる様な気がします。21日間何もなければ一安心です。その後に起こるトラブルは技工によるケアレスミスではない気がします。一般的に補綴物装着して1週間後の次は21日後の3週間おいた約1か月後ではないですか?
小さなネズミから大きな象に至るまで哺乳類の”おしっこ”に係る時間は約21秒だそうです。動物達にとって一番無防備な状態が許される時間のようです。ここでも21という数字は不思議ですね。
ブラッシングも21回を目安に上下左右各箇所やってはいかがでしょうか?